2010年7月31日土曜日

Ama no to ~Heaven's Door TOKUBETSU JUNMAI SAKE (2)

 



    それでは・・??
     その日本語訳でゴザイマス。



お酒の楽しみというのはワインの楽しみとは本当に違うと思う。
ワインを飲むときアメリカ人は香りや味が口の中で転がるような感覚を求め、
大概フルーティで複雑で不思議な感覚が口の中でひとつになる?
そういう味わいを求めるものだ。

酒にもいろいろな香りや味が認められるが、ここで強調されるべきは
酒の肌理や洗練そして純粋さだと私は言いたい。
酒の楽しみは味の分析というよりももっと立体感のある酒の感触が
そのひと口から与えられるということである。

私にとっては(編集者・訳者注)特別純米「天の戸」のような酒は
ギリシャ神話の果物の杯(ギリシャ時代のヤギの角でつくった杯。豊穣の徴。ここではワインの杯の意味)
というより流れ落ちる滝の水や冷たい山の急流を想像させる。

ああ、私は花や梨の香りを、ちょっと花をつついたり、果物を押してみたり
鼻をつけてみたりすればそのかすかな甘い香りを探しあてる事も出来るだろう。
しかしこの口の中で起きたこの酒の印象は・・実に報いられるべきものであって、
それはまさに磨かれた大理石のような滑らかさなのである。
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